
趣旨:
現代物理学には、「何故強い相互作用のCP対称性は破れていないように見えるか?」「宇宙の暗黒物質の正体は?」「クォークの閉じ込めのメカニズムは?」といった未解決課題が存在する。こうした諸問題の解決に向けたアプローチは、すなわち未知粒子の探索であると言い換える事ができる。現代では、これまで新粒子発見を牽引してきた高エネルギー加速器実験の枠に留まらず、多様で学際的なアプローチが世界中で試行されている。本研究会では、東北大RARiSの電子加速器や放射光施設NanoTerasuを活用した未知粒子探索の新たな試みを議論する。ここで狙う未知粒子とは、例えば Axion-like particles (ALPs)や Dark photon と呼ばれる素粒子標準理論の枠外にあるとされる粒子、ダイバリオンやテトラバリオンといった未知のクォーク多体系である。ここに国内の関連する研究者を招き、実験の実現に向けた議論、研究者間の協力体制の強化をねらう。
申し込み:
日時:
2025 年 12 月 18 日 (木) 13:00 - 19 日 (金) 16:00
開催形式と場所:
対面とオンラインのハイブリッド形式で開催
12/18 (1日目)
東北大学青葉山新キャンパス SRIS棟(1Fアントレプレナーホール)、NanoTerasu見学
仙台市地下鉄東西線青葉山駅から、徒歩 または 青葉山連絡バス・サイエンスパーク停車場で下車
12/19 (2日目)
東北大学先端量子ビーム科学研究センター 三神峯事業所 (三神峯ホール)、施設見学
登録等締切日:
旅費補助申請:11月 28日
講演申込:11月 17日
参加申込:12月 15日(Registration情報の修正もこの日までに)
参加費と旅費補助申請:
参加費は不要です。また、財源は限られていますが、若手参加者に対し、旅費の一部または全額の補助が可能です。希望者は Registration のSpecial request / Free commentの欄に、旅費補助希望の旨・所属機関・その最寄り駅を入力してください(日本語で可)。
発表:
基本的に招待講演のみとしますが、contributed talk として発表をご希望する場合は世話人までご一報ください。発表の枠が満席となりましたので、誠に恐縮ではございますが、発表申込の受付を締め切らせていただきました。
研究会での講演は基本的には日本語を想定していますが、ご講演者には英語でスライドをご準備していただくようにお願いいたします。
招待講演者の皆様へ:
世話人に講演タイトルをお伝えください。
発表枠は30分で、その内訳の目安は発表20分+議論8分+転換2分です。
宿泊と2日目昼食:
各自で宿泊場所のご予約・2日目昼食の準備をお願いいたします。なお、Registration フォームから2日目昼の弁当の予約ができます。
主催, 共催:
世話人:
殷 文 (東京都立大 理学研究科)
寺田 隆広 (名古屋大 KMI)
時安 敦史 (東北大 RARiS)
早川 修平 (東北大 理学研究科)
宮部 学 (東北大 RARiS)
吉田 純也 (東北大 SRIS)* 連絡責任者