Speaker
Shigeyoshi Aoyama
(KEK)
Description
ダイニュートロンは、数10keVだけギリギリ束縛しないバーチャル状態であることが知られている。そこに、Λを加えたΛ+n+n系が束縛するのかどうかは興味ある課題であるが、各サブシステムがs波であり、全角運動量もS波であるので、理論的に幅の広い共鳴ポールやバーチャル状態のポールを求めるのは困難である。この分析が可能な方法としては、結合定数解析接続法(ACCC)が提案されているが、本発表ではACCCと複素座標スケーリング法(を用いて、Λ+n+nの三体S波状態の分析結果に関する発表を行う。