Speaker
Daisuke Jido
(Institute of Science Tokyo)
Description
"ハドロンの内部構造を理解する上で便利な指標として複合性が議論されている。複合性は、粒子状態を複合状態と素粒子状態の重ねあわせとして書いたときに、粒子状態の割合として量子力学的に定義される。本講演では、我々のグループで定式化した散乱振幅を用いた方法[1]についてその有用性と問題点を解説する。その後、本方法における最近の進展[2]について議論を行う。
[1] T. Sekihara, T. Hyodo, D. Jido, Prog. Theor. Exp. Phys. 2015, 063D04 (2015).
[2] Z. Yin, D. Jido, arXiv: 2312.13582 [hep-ph]."