Speaker
関屋 涼平
(京大, 理研)
Description
本実験は12C(p,dp)反応を用いた準排他的測定を行い、η'中間子原子核の観測を目指すものである。実験は2022年2月にGSIのFRSにおいて、大立体角検出器WASA検出器を用いて実施された。我々はエネルギー2.5 GeV、強度3*10^8/sの陽子ビームを4 g/cm^2の炭素標的に照射し、前方0度方向の重陽子の運動量をFRSで測定すると同時に、η'中間子原子核崩壊後の陽子をWASA検出器を用いて測定した。本公演は実験の実施報告と、現在の解析状況について述べる。