Speaker
板橋 浩介
(量子場計測システム国際拠点)
Description
nnΛは中性子とΛのみで構成され、確定性が大きなΛn相互作用の研究に適した系である。2018 年、アメリカのJefferson Labで3H(e,e’K+)X反応によるnnΛ探索実験(E12-17-003)が行われた。本研究ではJost関数を用いて Λn終状態相互作用の効果を計算し、本実験で観測されたΛ準自由分布と比較することで、Λnポテンシャルパラメータ(a,r)に対して実験的に制限を与える。本講演では、本研究のモチベーション及び解析結果について紹介する。